プロバイダー(ISP)とは何か?数ある中から選ぶポイントも解説

ISPとは

この記事で分かること
プロバイダー(ISP)とは?
プロバイダー(ISP)の役割
回線事業者との違い
プロバイダー(ISP)を選ぶポイント

 

インターネットに接続するためには、プロバイダーの存在が欠かせません。

 

回線事業者と契約するだけでは、インターネットは利用できないのです。

 

しかし、具体的にプロバイダーがどのような役割を果たしているのかよく知らない方も多いでしょう。

 

また、現在では多くのプロバイダーが存在しており、どれを選べばいいのかわからない方もいらっしゃると思います。

 

そこでこの記事では、プロバイダーとは何か、そしてプロバイダーの選び方を解説していきます。

 

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人:ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等 個人:携帯電話や光回線の営業等

プロバイダー(ISP)とは?

 

インターネットを利用するためには、回線事業者とプロバイダーとの契約が必要です。

 

回線事業者は、インターネットに接続するための光回線やADSL回線、CATV回線などを提供している事業者で、ユーザーはその回線へ直接繋ぐことができないため、プロバイダーが仲介して接続サービスを行なっています。

 

「プロバイダー(Provider)」という言葉には「供給者」という意味があり、「インターネット接続サービスを提供する事業者」を「Internet Service Provider」と言い、略して「ISP」と呼ぶこともあります。

 

基本的には、プロバイダーと契約する前に回線事業者と契約しますが、近年では回線事業者とプロバイダーを一体化したサービスが登場しています。

 

別々に契約した場合は、月額料金をそれぞれの事業者に支払うことになりますが、一体型のサービスではまとめて支払うことが可能です。

 

プロバイダー(ISP)の役割

 

前述したように、インターネットを利用するためには、回線事業者とユーザーの仲介役のプロバイダーが必要です。

 

具体的には、インターネットを利用するためには、アクセスポイント(基地局)を介してインターネット回線に接続する必要があります。

 

そのアクセスポイントを提供しているのがプロバイダーです。

 

回線事業者との違い

 

回線事業者は光回線、ADSL回線、CATV回線など、インターネットに接続するための回線を提供する事業者です。

 

インターネットを利用できるようにするための設備工事を行うなど、物理的な部分を回線事業者が担当しています。

 

プロバイダーは回線事業者が提供する回線とユーザーの間に入ってインターネット接続サービスを提供する役割をしています。

 

プロバイダー(ISP)を選ぶポイント

 

インターネットに接続するという役割は、プロバイダーごとに大きな差はありません。

 

インターネットを接続する上で重要な回線速度を左右するのは回線事業者なので、速度を重視するのであればプロバイダーだけでなく回線事業者を併せて検討する必要があります。

 

▼ 注意ポイント
日本には多くのプロバイダーがサービスを提供していますが、プロバイダーによって付加サービスが異なります。

 

プロバイダーを選ぶ際は、こういったプロバイダーごとの違いが出る部分を意識して最適な選択をしましょう。

 

▼ チェックポイント
・回線速度
・安定性
・サポート体制
・料金
・付加サービス

 

回線速度

 

回線速度に直接影響を及ぼすのは回線事業者ではありますが、同じ回線事業者を使っていてもプロバイダーによっても速度に差が出ます。

 

また、利用する地域によっても速度に差が出ることがあります。

 

みんなのネット回線速度というサイトでは、プロバイダーごとに実測値を計測して平均値を公開していますので、自分の住んでいる地域ではどのくらいの速度が出るのか調べることができます。

 

安定性

 

インターネット利用には安定性が重視されます。

 

頻繁に障害が発生していないか、もし障害が発生してしまった時にすぐに復旧できるように24時間365日監視体制が取られているか、曜日や時間帯によって繋がりにくくなることがないかなどといったポイントを確認しましょう。

 

サポート体制

 

インターネットの接続設定だけでなくセキュリティやトラブル時のサポートなどをオプションで提供しているプロバイダーもあります。

 

オプションの内容はプロバイダーによって異なり、料金もそれぞれです。

 

インターネット接続に関して詳しくない方は、トラブル時のサポートが充実したプロバイダーを選ぶとよいでしょう。

 

料金

 

毎月かかる月額料金は、なるべく負担を減らしたいですよね。

 

契約時に工事無料キャンペーンやキャッシュバックなどの特典が用意されている場合もあるので、月額料金だけでなく特典もあわせた料金を見て比較検討することをおすすめします。

 

付加サービス

 

プロバイダーの最大の役割であるインターネットに接続するという点では、各社に大きな差はありません。

 

それでは、どこに違いを見出せるのかというと、インターネット接続以外の付加サービスです。

 

プロバイダーによって独自のサービスを提供していることもありますが、基本的には以下のような付加サービスを行っています。

 

・メールアドレス取得

・ドメイン取得

・迷惑メールやウイルス対策

・各種設定の出張サービス

・映像や音楽などのコンテンツ配信サービス

・VPNサービス

・固定IPサービス

・IP電話サービス

・IPoEサービス

・オンラインストレージサービス

 

まとめ

 

プロバイダーはインターネットを接続するために、回線と仲介する役割を担っています。

 

プロバイダーを選ぶ際は、回線速度、安定性、サポート体制、料金、付加サービスの5つのポイントを考慮して選ぶとよいでしょう。

 

インターネット回線を検討中の方や光回線選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご連絡ください。

 

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