法人向け光回線のおすすめを詳しく解説!個人向けとの違いは?

光回線 オフィス向け

この記事で分かること
光回線の法人契約と個人契約の違い
法人向け光回線のオススメ

 

オフィスで利用する法人用の光回線は、個人用とどこが違うのか、契約の仕方はどうすればよいのか、と悩む方も多いのではないでしょうか?

 

ここでは、法人向けインターネットを契約する場合に必要な知識をまとめます。

 

企業がインターネットの契約すると個人名義ではなく法人名義になり、場合によってはさまざまなサービスや機能を利用できます。

 

基本の知識が無いことにより誤った判断をしてしまう方も多いため、失敗をしない選び方や契約前に知っておくべき注意点をご説明いたしますのでぜひ参考にしてみてください。

 

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人:ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等 個人:携帯電話や光回線の営業等

光回線の法人契約と個人契約の違い

 

企業がインターネット回線を契約する際に、法人契約と個人契約は一部の商品を除きどちらでも契約できます。

 

ちなみに、ここでいう法人とは、営利法人の「合資・合名・有限・株式」会社のことや、非営利法人に属する「財団法人・NPO法人・宗教法人」などをいいます。

 

事務所でインターネットを契約する時でも、契約者は個人であってもまったく問題ないのです。

 

じゃあ、どっちでもいいじゃん!といった声が聞こえてきそうですが、私的には企業でインターネットを契約するときは圧倒的に法人契約をオススメします。

 

個人契約との大きな違いは「その企業の会社員であれば、対応をしてくれる」ことにつきます。

 

えっ?それだけ?って思いませんでしたか?

 

文字で書くと、そういった見方も確かにありますね。

 

しかし、現在は「個人情報保護法」がとても厳しく、第三者から問合せを行っても対応をしてくれません。

 

よって個人で契約をした場合、契約者からの問合せ以外は特例が無い限り一切の対応を受け付けてくれないのです。

 

たとえば、引越しをする時に、創業時に社長が個人で契約をしたとします。

 

月日が変わり、事業も軌道にのり事務所を移転しようと思い移転手続きを社員に任せたとします。

 

もう、おわかりですね。

 

このタイミングで、「社長!!当社のネット契約は社長の個人名義のため、私では対応してくれません。ご自身でお願いします!」といった状況になるのです。

 

忙しいのに、さらに移転手続きまでやらなくてはならなくなります。

 

と書いていて、そんなに大したことでは無かったのですが、面倒な手続きがいろいろと出てくるため法人契約を最初からおこなった方がよいでしょう。

 

登記簿謄本が必要になる

 

個人で光回線を契約するには、回線キャリアによっては本人確認書類のための免許証やパスポートなど必要になる場合もあります。

 

法人契約の場合は、本人確認書類として会社の登記簿謄本と申込者本人の免許証などが必要となります。

 

登記簿謄本とは、会社名、住所地、役員、資本金、代表取締役などの会社の基本情報を掲載されている登記簿の写しのことで、地域にある法務局に行って申請することで簡単に入手できます。

 

最近は、WEB申請も行えるため気軽に取得することも出来るようになりました。

 

とても便利な時代ですね。

 

ちなみに屋号はもっているけど個人事業主の場合は、個人契約となりますので覚えておいてください。

 

法人向け光回線のオススメ

 

それぞれ光回線には特徴があり、会社の規模や対応エリア、通信速度などのポイントから適したサービスを選ぶことが重要となります。

 

※ここでのオススメ回線に関しては、起業をおこないこれから事業をスタートする企業に対してです。

 

すでに支店や店舗を複数運営し、セキュリティやVPNなど行いたい企業に対してのオススメではございません。

 

▼ チェックポイント
フレッツ光
光コラボ

 

フレッツ光(私的に、オススメナンバー1)

 

NTTが提供する光回線サービスです。

 

法人というより、仕事で使用するのであれば間違いなくNTTフレッツ光が一番優れています。

 

特徴として、日本で一番の回線業者であり、万が一何かあった時の対応が最高です。

 

NTTのフレッツ光を契約していれば、急にネットや電話が使えなくなってしまった時に緊急故障ダイヤルを使用できます。

 

NTT東日本 0120-444-113 24時間年中無休

NTT西日本 0120-248-995 24時間年中無休

 

24時間年中無休って、すごくないですか?

 

噂レベルですが、緊急故障ダイヤルに関しては、NTTでも社員や優れた方が持ち回りで担当されているそうです。

 

なので、一般的な窓口とは異なります。

 

回線の保守・運用にはプライドをもって管理されているのを伺わせてくれますね。

 

また、仕事的に私的にも何度と利用していますが、毎度電話に出ていただける方の対応が的確でノンストレスです。

 

私の体験談ですが、夜の22時にネットが使えなくなりました。

 

原因を探っていったら、NTTからレンタルされているモデムのランプがついていないのを発見。

 

急いで緊急故障ダイヤルに電話をしましたが、担当者が対応中とのアナウンスがり留守電を吹き込むことに。

 

30分後にNTTより折り返しがあり事情を説明すると、NTT側で通信の確認を念のため行っていただけました。(遠隔でどこまで通信が繋がっているか、すぐにわかるのもすごい技術ですね)

 

やはり、モデムの故障により交換対応となり、空き枠もあってか翌日朝の10時に交換をしてくれました。

 

もちろん、土日など混み合っている時は対応も遅くはなりますが、こんなに早く復旧したのかと感動したのを今でも覚えています。

 

他の回線キャリアで契約をすると、おおよそ窓口は18時。長く窓口があいている会社で21時です。

 

夜間急に使えなくなりすぐに対応しなくてはならない時の初動がすぐに動けないとストレスに繋がります。

 

インターネットや電話が繋がらい時があっては困る場合は、NTTフレッツ光がよいと言える一番の理由です。

 

また、東海三県+静岡+長野で展開している「コミュファ光」も24時間故障窓口の対応をしています。

 

コミュファ光故障受付 0120-086-538 24時間年中無休

 

光コラボはもれなくオススメではない

▼ 注意ポイント
NTT回線だからといって、光コラボで契約を行っている場合では、先ほどの故障窓口は使用できません。

 

フレッツ光の契約を行っているのが前提です。

 

ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボを契約している時に故障したら、まずは契約先に事情を説明する必要があります。

 

ここで出てくる問題が、「窓口のオペレーターが必ずしも詳しい人ではない」といったことです。

 

電話の窓口は故障専用を設けている会社は少ないため、一般的な問合せ窓口に連絡をすることになります。

 

故障かもしれないんですと伝えると、「ルーターの電源を切ってから〇〇秒経って電源を入れなおしてそれでもつながらなかったら電話ください」といった対応をされることがよくあります。

 

理由としては、そういったケースでインターネットがつながる事も多いのと、NTTとは違うためその場で調べることが出来ないのも関係してくると思います。

 

言われた通り作業を行っても接続ができない場合に、光コラボ業者からNTTへ連携が入り対応をしてくれることとなります。

 

また、この時にも時間がかかる場合もあります。

 

自宅の趣味で使用しているのであれば問題ないと感じますが、仕事の業務で使えなくなるのは困るどころの話ではないでしょう。

 

私であれば、数日回線が使えなくなるのは命取りです。

 

そういった観点でも、月に数百円高くてもNTTのフレッツ光が断然オススメの理由を知っていただけたかと思います。

 

まあ、故障なんてめったに無いんですがね。

 

フレッツ回線では遅い・帯域問題などの対策

 

中小企業であればよっぽど問題無いのですが、業務上でインターネット回線を多く使用する業種やクラウドサービスを常に動かしている場合、ネットが遅いと感じる場合もあります。

 

その対策として、追加でもう一回線光ファイバーと業務用ルーターを導入することで解決する場合もありますが、それでも解決しない場合は「帯域保証または帯域確保型」の導入を検討してみてはどうでしょうか。

 

帯域保証(帯域確保)型とは、通信速度が約束されたネットワークのことをいいます。

 

ちなみに、通常契約を行う光回線やモバイル回線はベストエフォート型と呼ばれ、通信速度については「最大限の努力」を行う意味であり、実際の速度を保証するものではありません。

 

速度が時間帯によって遅くなる経験をされているユーザーは多いと思いますが、ベストエフォート型であるのも一つの要因です。

 

「帯域保証(帯域確保)」と「ベストエフォート」ネットワーク比較表

比較内容 帯域保証(帯域確保) ベストエフォート
通信速度 最大値を維持する 最大値に達する可能性は低い
ネットワークの安定度 常に安定 環境により変化するため不安定
コスト(料金) 18,000~商品によってはかなり高額 3,600円~5,400円

 

とても素晴らしいサービスなのですが、求めるスペックが高いほど費用も高くなり、まさにザ・法人用回線!!といったサービスだと思います。

 

興味がある方は、各社のリンクを張っておきますのでご覧になってください。

 

■エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

帯域確保型・ISP向け卸

 

■アルテリア・ネットワークス株式会社

ギガビットアクセス

 

■株式会社 USEN ICT Solutions

帯域保証型インターネット

 

■Coltテクノロジーサービス株式会社

Colt IP Access

 

■インターナップ・ジャパン株式会社

法人向けインターネット接続サービス

 

■ソニービズネットワークス株式会社

NUROアクセス

 

ご紹介をした商品がすべてではなく、その他にも提供している企業は多数あります。

 

まとめ

今回は、法人向けの光回線について比較しながらご紹介いたしました。

 

会社の事情はそれぞれ異なると思いますが、実際に選ぶ時には事業規模に合わせた選択が重要です。

 

法人名義で請求書を発行できるのか?、セキュリティ面は充実しているか?、などは事前に確認していき最適な光回線を選んでいきましょう。

 

また、今回ご紹介していない固定IPやVPNなどのサービスを使用する際も、選択する商品は変わる場合もありますがNTT回線であれば全て網羅できますのでオススメです。

 

法人契約や光回線についての疑問や何かご不明な点があればお気軽にご相談ください。

 

インターネット回線を検討中の方や光回線選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご連絡ください。