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オンラインでFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)やTPS(サードパーソン・シューティングゲーム)、MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)などの対戦ゲームををプレイしている時に、ラグのせいで撃ち負けた…、ラグすぎてまともに遊べない、なんて経験をしたことはありませんか?
よいゲーミングモニターやゲーミングマウス、ゲーミングキーボードなどさまざまなゲーム専用の道具を使っていても、よい回線がなければ実力の半分も発揮できないでしょう。
オンラインゲームではよい回線やプロバイダーが勝利の鍵となります。
そこで今回は、快適にオンラインゲームをプレイするために最も重要である回線や、通信速度が遅い場合の解決方法などについてもご紹介していきます。
目次
オンラインゲームとひとくくりにしても、その中にはいろいろな種類があります。
まず、プレイする機器ですが、スマートフォンやタブレット端末、プレイステーションや任天堂のSwitchなどのゲーム機、ゲーミングPCなどです。
また、ゲーミングPCに関しては、機器のスペックによって値段が大きく異なります。
ゲームの種類ですが、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)やMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)などのコンマ数秒を求める対戦系から、どうぶつの森などの育成シュミレーションゲームなどの全くスピードは関係しないゲームまで、いったいどれくらいの種類がでているのかまったく想像もできないくらい多種多様です。
ちなみに、筆者は小中学生まではファミコンやプレステで遊び、スマホを持ってからパズドラやモンストをプレイする程度ですので、ゲームに関してスピードはまったくもとめていません。
おいおい、そんなんで紹介できるの?って思う方もいるかも知れませんが、インターネットに関してはかなり詳しい方なので、そこはご安心ください。
プレイする機器やゲームの種類、またプレイ時間によって内容がかわるのと合わせて、回線選びも変わります。
例えば、私のプレイしているパズドラでしたら1日30分もやってないため、スマホの4Gでも十分です。
ですが、毎日何時間もプレイするようであればギガ制限に引っ掛かりそうなので、インターネット回線でWi-Fiが必要となってきます。
また、高価なゲーミングPCを購入して、あつもり(あつまれ!どうぶつの森)をメインにプレイしている人は、あまりいないと思います。※いたら、すみません!
人により三者三様で難しいのですが、個人的な見解によりわかりやすく分けてみます。
基本的になんでもOK です。
ゲームの種類がどうであれ、スマホやタブレットでのプレイであれば画面が小さい分だけインターネットも速度を求めない傾向があります。
ゲームをがっつりやっていなければ、スマホのデータプランでもよいでしょう。
ただし、ギガ制限を超えてしまい月額4,000円以上の追加費用を支払っている場合は、インターネット回線の契約をオススメします。
たとえば、光回線のマンションタイプであれば、月額3,800円前後で使い放題です。
追加料金が高額な方は検討してもよいと思います。
ホームルーターや光回線をオススメします。
理由としては、モバイルWi-Fiは帯域制限(ギガ制限)といって、ネットを使いすぎると制限がかかってしまい遅くなるからです。
もうちょっとプレイしよう!と思っても、繋がらい!!となったらストレスがたまりますよね?
私は以前、そんな経験をたくさんしました。
一部のホームルーターや光回線には、ギガ制限が無いためストレスフリーでプレイできます。
また、モバイルWi-Fiルーターの実際の速度は遅いため、ゲーム機でプレイするには不向きです。
また、ゲーム内容によっては光回線のみオススメとなってくる場合もあります。
ホームルーターに向いていないゲームに関して代表的?なのは、
フォートナイト
メタルギアシリーズ
エーペックス
スマッシュブラザーズシリーズ
などです。
基準としては、対戦型やインターネットのスピードが重要なゲームに関しては、光回線しか選択肢が無いといえます。
ホームルーターという商品は、工事もおこなわず使い放題といいところばかりに見えます。
しかし、あくまでも外の電波を機器が受信し家の中へWi-Fiを飛ばすようになっているため、飛んでいる電波自体が不安定だと家の中も同じように不安定となります。
そうなると、いわゆる「ラグい」などの現象がおきてしまうためストレスフルなゲームプレイを余儀なくされてしまうのです。
光回線一択です!!!
これしか選択肢が無いと言えます。
ゲーム機にも書いた内容に類似しますが、高価なゲーミングPCを購入しプレイするゲームは、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)やTPS(サードパーソン・シューティングゲーム)、MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)などの対戦ゲームを行う場合です。
とくにコンマ数秒の世界で戦う戦士たちには、ラグが発生すると命取りとなり即ゲームオーバーです。
これでは、プレイしていても楽しくありません。
そんな思いをしたくない方は、光回線の契約をオススメします。
では、光回線の特徴を説明します。
光回線は家の中まで回線を引き込んでいるため、直接データのやり取りができるので速度が安定しています。
外の電波を機器が受信して~といった内容ではなく、家の中からインターネットやWi-Fi環境を構築できるため最も安定しています。
安定した強い電波を飛ばすことができるため、Wi-Fiの電波を2階や遠くに飛ばしたい場合でも対応できるのです。
一方で、モバイルWi-Fiやホームルーターの場合は直接回線と繋がっていないため、光回線と比べると電波が弱くなり安定性に欠けてしまいます。
そのため、1階に設置した場合に2階まで電波が届かなかったり、天候に左右されて速度が落ちてしまうなど通信速度が不安定となります。
モバイルWi-Fiの場合、一定の通信量を超えると速度に制限がかかってしまいます。
ですが、光回線は通信量による速度制限はありません。
オンラインゲームはプレイ中にデータ通信を継続的に行い、アップデートも頻繁にあることから通信量が多くなりやすいです。
そのため、光回線以外で長時間ゲームをプレイしたり、家族がインターネットで動画などを視聴すると通信制限がかかってしまいます。
通信制限のかからない光回線がオンラインゲームには適しているといえる理由です。
光回線は、ラグが少ないことを特徴としてあげられます。
よくラグいと表現されていますが、この「ラグい」って、いったいどんな現象なのでしょうか?
ラグい=時間のずれが生じるような現象や、プレイするキャラクターの動きが遅い・重いと感じる時にでる表現です。
ちなみに、ライムラグから出てきた言葉のようです。※私も調べてみて、はじめて知りました。
ラグい現象がおきる一番の問題は、Ping値(ピン値またはピング値)という数値です。
Ping値とは、「1回の送受信するのにかかる時間」を意味します。
ちなみに、通信速度は「1秒間に送受信できる容量」です。
よって、このPing値が小さいとオンライン対戦ゲームに必要な反応速度がはやく、大きいと遅い=ラグいと感じるのです。
通信速度も、ゲームのアップデートをする時にもちろん重要ですが、Ping値も重要であることは覚えておいて損はないでしょう。
また、jitter値(ジッター値)というのも関係してきますが、Ping値が安定している数値となりPing値が小さいのにラグい時は確認するとよいです。
光回線のping値は10台~30台、モバイルWi‐Fiやホームルーターのping値は40台~60台となっています。
Ping値の数値まとめました。
イメージ | Ping値 |
おめでとうござます!!勝者です。プロを目指せます。 | 0~15ms |
趣味でやるには十分!!問題無し。 | 16~30ms |
上手い人は気になるかも。改善も視野に・・・ | 31~50ms |
ストレス!!ラグいよ!!! | 51ms以上 |
ただし、注意点として人にはそれぞれ体感速度が異なり、上記の数値は絶対ではありません。
また、ゲームによってはなんら問題なくプレイできるものもあります。
現在サービスをリリースしている光回線の提供速度は、30Mbps~10Gbpsです。
ちなみに、よくある勘違いをお伝えしたいのですが、この速度というのはあくまでも理論値であり実際の速度ではありません。
「100Mだから遅い」や「1Gだから早い」など、理論値上のスピードで判断をする方が最近すごく増えてきたのは、このような情報サイトに書いてある内容が原因かもしれません。
しかし、実際には申込したお客さま宅にて設定を行うと、100Mタイプ(VDSL方式)のマンションタイプでも速度は70~90Mbps程度はでます。
逆に、10Gタイプのファミリータイプで計測しても300~600Mbps程度しかでません。
ちなみに、FPSやTPSに必要な回線速度もまとめてみました。
イメージ | ダウンロード | アップロード |
終わってます・・・乗り換えましょう!! | ~10Mbps | ~1Mbps |
ストレス必須!!ゲームのアップデートには難あり | 10Mbps~20Mbps | 1Mbps~5Mbps |
ん~たまにラグいかな~。プレイはできるけど | 20Mbps~30Mbps | 5Mbps~ |
快適です!十分満足にプレイできます!! | 30Mbps~ | 10Mbps~ |
おめでとうござます!!回線に関しては完璧です!!! | 100Mbps~ | 30Mbps~ |
※ここに記載したのは実測値となります。
100Mbps(VDSL)マンションタイプでも、Ping値が問題無ければ楽しくプレイできます。
しかし、プロを目指していたり、廃ゲーマーの方は迷わず1Gbps以上(光配線方式)の光回線を契約しましょう。
また、プレイに直接影響が無くてもシステム更新(アンプデートなど)は、通信速度が大きいと短時間で終わります。
プロ目線で言わせてもらいますと、オススメのネット回線は光回線であればある程度問題はないです。
ただし、NTTのフレッツ回線を使用した光コラボ回線であれば、知名度のある大手を選ぶのが個人的によいと思います。
なぜ、大手かというとISP(プロバイダ)のバックボーンにもコストをかけているため、ゲームに必要なスピードがでやすいからです。
また、IPv6も使用できる会社が多いため、複数の観点からオススメしています。
もちろん、いろいろなサイトに紹介されているNURO光やauひかりも素晴らしいサービスですが、個人的にはどの回線でも満足できると思います。
先ほどにも書きましたが、プロを目指してい方や廃ゲーマーの方はVDSL方式やLAN配線方式以外の光回線がよいでしょう。
ネット回線の通信速度を計測する方法を紹介します。
計測する端末からサーバーまでの距離や時間帯によって回線の速度が変わるので、常に同じ数値が出るわけではありませんが、現在の回線速度が知りたいときに利用してみましょう。
パソコンでネット回線の通信速度を計測する簡単な方法は、Google検索で「スピードテスト」と入力して検索することです。
上部に「インターネット速度テスト」と表示されるので、右下の「速度テストを実行」をクリックしましょう。
自動的に下り(ダウンロード)速度・上り(アップロード)速度が測定できます。
他にも、Fast.comやUSEN GATE 02というスピードテストサイトでも、簡単に通信速度を計測できます。
また、 みんなのネット回線速度というWebサイトでは、現在契約しているネット回線とプロパイダを選択したうえで計測すると、結果が自動的にサイト上に公開されます。
統計を見れば、同じネット回線を利用しているユーザーと比較することができます。
PS4を起動し、ホーム画面の右上にある「設定」を開きます。
「ネットワーク」を押して「インターネット接続を診断する」を選択すると結果が表示されます。
PS5を起動し、ホーム画面の右上にある「設定」を開きます。
「ネットワーク」を押して「接続状況」から「インターネット接続を診断する」を選択すると結果が表示されます。
複数ありますが、まずは見直すべき箇所はLANケーブルやルーターです。
LANケーブルは環境により経年劣化するのと、途中で物などによって押しつぶされていたり折れていたりすると通信速度に影響します。
また、カテゴリーという種類も重要です。
種類 | 最大通信速度 | 伝送帯域 | シールド |
カテゴリ5 | 100Mbps | 100MHz | UTP |
カテゴリ5e | 1Gbps(1000Mbps) | 100MHz | UTP |
カテゴリ6 | 1Gbps(1000Mbps) | 250MHz | UTP |
カテゴリ6A | 10Gbps(10000Mbps) | 500MHz | UTP/STP |
カテゴリ7 | 10Gbps(10000Mbps) | 600MHz | STP |
カテゴリ7A | 10Gbps(10000Mbps) | 1000MHz | STP |
カテゴリ8 | 40Gbps(40000Mbps) | 2000MHz | STP |
ここでポイントなのが、シールドと呼ばれるUTPとSTPの2種類のケーブルがあることです。
UTPとは、Unshielded Twisted Pairの略で、シールド処理が施されていないケーブルのことをいいます。
STPとは、Shielded Twisted Pairの略で、シールド処理が施されているケーブルのことをいいます。
ここで出てくる「シールド処理」ですが、簡単に説明するとノイズを遮断するための処理です。
ノイズを遮断する=速度の安定となるのですが、逆にシールド処理を施すとノイズが溜まるためアース処理を施さないと通信速度に影響します。
よって、STPケーブルを購入した場合、アース処理を行う必要がありますが、一般家庭用のネットワーク機器にアース処理を施す機器は見たことがありません。
と、話が少々脱線しましたので、これだけ覚えてほしいベストのLANケーブルを説明すると、
1Gbps=カテゴリー5e
10Gbps=カテゴリー6A(UTP)
NURO光で2Gbpsの契約をしたから、カテゴリー7のケーブルを接続すると通信速度が遅くなる可能性もあります。
ちなみに、カテゴリー5eとカテゴリー5、カテゴリー6Aとカテゴリー6はまったく違うケーブルですので、購入時に間違えないようにしましょう。
続いてルーターの解説をします。
ルーターとは、ネットワーク間を相互接続するための重要な機器です。
モデム(ONUやVDSL装置等)を設置した際に、インターネットやWi-Fiを常時使用できるようにするために、このルーターという機器が必要となります。
余談ですが数年前から、ルーターとWi-Fi機能が使えるアクセスポイントを一緒にした、Wi-Fiルーター(無線LANルーター)が個人向けに普及しています。
また、LANケーブル同様に、経年劣化をします。
経年劣化とは、長く使えば使うほど機能が悪くなることです。
ちなみに、ルーターの交換時期は3年~5年ほどといわれていますが、私もこれくらいの時期に交換しています。
最近、つながりが不安定や速度が遅いと感じたら、ルーターを交換すると改善される場合もあります。
ルーターの中にパソコンと同様にCPU(中央演算処理装置)が搭載されています。
このCPUの処理速度や能力により、通信速度にも大きく影響をしてきます。
ゲーミング用ルーターには、デザインもさることながらCPUも処理機能が高いものを組み込まれているため、値段も2万から高いもので5万程度で販売されています。
安価なルーターには、それ相応のCPGが搭載されていますので、必然的に通信速度も遅くなります。
と、いっても動画を見る分にはまったく問題無いのですが、オンラオインゲーマーであれば高価なルーターの購入をオススメします。
補足ですが、NURO光・auひかり・電力系光には、ルーター機能が搭載されたホームゲートウェイという機器を最初から設置します。
NTT回線(光コラボ含む)を契約すると、ひかり電話を申し込む場合はルーター機能が搭載されたホームゲートウェイ。
ひかり電話を申し込まない場合は、ルーター機能がないONU(光回線終端装置)が設置されます。
ただ、ホームゲートウェイのルーターに搭載されたCPUは、とてもよい物ではありません。
やはり、通信速度にこだわりたい場合は、ゲーミング用ルーターを購入し、ホームゲートウェイの設定でルーター機能をオフにして設置しましょう。
ホームゲートウェイのルーター機能をオフにしないと、通信速度が遅くなる原因となります。
今より少しでもよい環境でゲームをしたいという方は、ルーターに同時接続している端末を減らしてみるとよいでしょう。
Wi-Fiルーターであれば、接続しているWi-Fi端末をオフにすると、その分接続している端末に通信が集中します。
また、同じネットワーク環境で動画の視聴やデータのダウンロードなどをすると、回線を分け合うこととなります。
ラグい現象が起きるときは、同居されている人がインターネットを使用していないときにプレイすると効果がある場合もあります。
大容量のデータ通信を行うと気温が高い夏の時期や設置場所によっては、ルーターが熱を持ちやすくなります。
高熱によるルーターの処理スピードが落ちてしまい、それにより回線速度が遅くなる原因ともなりえます。
熱がこもるのを防ぐために、
・重ね置きをしない
・ルーターと壁との距離をあける
・風通りの良い場所へ設置
・掃除をこまめにする(ほこりなどの清掃)
・省電力設定があれば活用
などを行い、熱対策をおこなうのも1つの手です。
私は、旅行などで家を数日あけるときは、電源を切って休ませています。
FPSなどは、通信速度が速く安定した環境でなくてはラグい原因となります。
Wi-Fi=無線でインターネットを使用する場合、どうしてもWi-Fiは不安定なので必ずLANケーブルで有線接続をおこないプレイしましょう。
ちなみに、LANケーブルの長さは通信速度にあまり影響をあたえないと言われています。
折れないように、またLANケーブルの上に物を置かないように配線すると、よりよい環境となります。
オンラインゲームの通信速度と安定性を上げる方法、通信速度の測定方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
オンラインゲームを快適にプレイするのに必要な回線速度の目安と改善策
オンラインゲームを楽しむための方法を解説してきました。
プレイする機器やゲームの種類によって、オススメのインターネット回線は変わってきます。
基本的に、光回線であれば快適にプレイできますが遅いようであれば、ルーターやLANケーブルの見直しを行い、改善されないようであれば光回線の見直しをするとよいでしょう。
オススメの光回線は、NTTフレッツ(光コラボ含む)、auひかり、電力系光、NURO光です。
理由としては、今ままでの経験で実際に設定をして快適に使えているお客さまがいるからです。
ゲーミングPCなどでFPSやTPS、MOBA系のゲームをハードにプレイするのであれば、光回線のマンションタイプに限りVDSL方式やLAN配線方式はやめたほうがよいです。
ただし、過去にVDSL方式でも問題無くプレイできている人もいるため、環境と状況と選ぶ回線とプレイするゲームによって変化するものだと感じます。
※強引な営業は一切行いません。
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