光回線が来ていない田舎でインターネットを利用する方法

光回線 田舎

この記事で分かること
エリア確認
田舎でも利用できる可能性のある光回線
光回線が来ない田舎でインターネットを使う方法
今後田舎に光回線が来る可能性について

 

NTTの光回線のカバー率は90%以上と発表されていますが、山間部や役所から離れている地域などはまだ光回線が通っていない地域も多いです。

 

インターネット回線は光回線だけではないので、光回線が使えない田舎でも様々な方法でインターネットを利用することができます。

 

この記事では、光回線が来ない田舎でインターネットを使う方法をご紹介します。

 

光回線が来ない地域にお住まいで悩んでいる方は是非参考にしていただければ幸いです。

 

なお、本記事では光回線の来ない地域をわかりやすく呼ぶため「田舎」と記載している部分がありますが中傷の意味はございませんのでご了承ください。

 

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人:ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等 個人:携帯電話や光回線の営業等

まずはエリア確認をしよう

 

光回線に対応している地域かどうかは、フレッツ光の公式ホームページから確認できます。

 

フレッツ光とは、NTTグループが提供する光回線のことで、全国で最も普及率が高い光回線です。

 

NTTは東日本エリアと西日本エリアに分かれているので、お住まいの地域が対応している方の公式ホームページでエリア検索をしてください。

 

なお、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボはフレッツ光のエリア網を借りて回線を引いていますので、フレッツ光のエリア検索でエリア内と出た方は光コラボも対応の地域になります。

 

田舎でも光回線を利用できる可能性もある!

 

光回線を申し込みしようと思って、フレッツ光でエリア検索をしたらエリア外だったという方も、光回線の申し込みを諦めるのはまだ早いかもしれません。

 

光回線はフレッツ光だけでなく、他にも種類があるからです。

 

光回線には大きく分けて、以下の5つがあります。

 

 

▼ チェックポイント

・フレッツ光・光コラボ

・auひかり

・NURO光

・地方電力系

 

 

 

▼ 注意ポイント

光コラボは、フレッツ光の回線網を使ったサービスですので、フレッツ光のエリア外だと光コラボも利用することはできません。

 

しかし、他の光回線は各回線によって対応エリアが異なり、フレッツ光がエリア外でも他の回線なら利用できる可能性があります。

 

田舎だから光回線が来ないと思い込んでいる方も、フレッツ光以外の光回線なら利用できる可能性がありますので他の光回線のエリア対応ではないか調べてみましょう。

 

 

光回線が来ない田舎でインターネットを使う方法

 

光回線が提供エリア外の場合は、光回線以外でインターネットを利用する方法を選択しましょう。

 

光回線の他にインターネットを使う方法は次の4つです。

 

  • ホームルーター
  • モバイルルーター
  • ケーブルテレビ
  • スマホのテザリング

 

ホームルーター

 

ホームルーターとは、開通工事不要の置くだけで自宅にWi-Fi環境を整えることができるWi-Fiルーターです。

 

ホームルーターは、au・ソフトバンク・ドコモの通信網でインターネットを接続しますので、光回線の提供エリア外でもスマートフォンが繋がる地域であればインターネットを利用できます。

 

スマートフォンが公共の場に飛んでいる4G電波をキャッチしてインターネット接続しているのと同じように、ホームルーターも4G LTEやWiMAXの電波をキャッチし、それをWi-Fiに変換しています。

 

ですので、ホームルーターは開通工事が不要で、光回線エリア外でも使える場合が多いです。

 

機器が自宅に届けば、その日から利用することができるので、お急ぎの場合にもおすすめです。

 

▼ 注意ポイント
ただし、山奥など、通常でもスマートフォンの電波が入りにくい地域ではホームルーターも利用できない場合が多いので注意してください。

 

モバイルルーター

 

モバイルルーターとは、持ち運び可能なWi-Fiルーターのことです。

 

自宅はもちろん、外出先でもWi-Fiに接続することができるのが特徴です。

 

しかし、モバイルルーターはホームルーターやケーブルテレビ回線に比べて通信速度が遅いというデメリットがあります。

 

また、スマートフォンの速度制限のように、契約したデータ通信量を超えると速度制限がかかってしまいます。

 

▼ 注意ポイント
ホームルーターと同様に、モバイルルーターや公共の4G LTEやWiMAXの電波をキャッチしてWi-Fiに変換するので、山奥などの電波が悪いところだと利用できないので注意しましょう。

 

ケーブルテレビ

 

ケーブルテレビ回線とは、テレビ線を利用したインターネット回線のことです。

 

ケーブルテレビの回線を利用してインターネットに接続するため、通信速度に安定性があり快適にインターネットが利用できます。

 

山間部でもケーブルテレビの回線は通っていることが多く、光回線の提供エリア外でもケーブルテレビならインターネットが利用できる可能性が高いです。

 

既にケーブルテレビでテレビを見ているのであれば、追加契約でインターネットを利用することができます。

 

スマホのテザリング

 

スマホのテザリング機能を利用すれば、スマホの電波圏内エリアならどこでもインターネットを利用することができます。

 

ただし、光回線やモバイルWiFiなどと比べ、回線の速度が遅いことに加え、スマホのパケット通信量を消費してしまう点にも注意が必要です。

 

なお、この他に「ADSL」という電話回線を利用したインターネット回線がありますが、現在新規受付を終了しており、2023年1月31日にはサービス提供が終了します。

 

今後田舎に光回線が来る可能性は?

 

結論からお伝えしますと、現時点で光回線が通っていない田舎に、今後光回線が来る可能性は低いと考えて良いでしょう。

 

光回線を接続するためには、光ファイバーを通す線を物理的に繋げる必要があり、島や山岳地帯など、物理的に線が持って来られない土地に光回線を引くのは難しいのです。

 

ですので、業者側からすると、費用をかけて光回線を開通させても、契約者の見込みがない田舎のエリアに光回線を繋げるメリットは少ないということです。

 

まとめ

 

光回線の来ていない田舎では、まずはエリア検索をしてフレッツ光以外の光回線が対応していないかを確認してみましょう。

 

光回線が来ていない田舎でも、ホームルーター・モバイルWiFi・ケーブルテレビ・テザリングを利用してインターネットを接続することができます。

 

費用や用途に応じて、自分に合った方法で快適にインターネットを利用しましょう。

 

インターネット回線を検討中の方や光回線選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご連絡ください。