光回線を利用する際に、知っておかなければならないのが「MDF（Main Distribution Frame）」という装置です。MDFとはどのようなものか、その役割や種類、設置方法について説明します。

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人：ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等　個人：携帯電話や光回線の営業等

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MDFとは何か

MDFとは、光回線において光ファイバーケーブルを配線するための装置です。一般的には建物の地下や廊下、または室内の配線用ルームに設置されます。光ファイバーケーブルがビル内に入ってきたら、そこから各部屋に配線するために必要な装置となります。

MDFの役割

MDFの役割は、光ファイバーケーブルをビル内に引き込んで、それを各部屋に接続するための基本的な装置です。MDFは光ファイバーケーブルを配線する際の接続部分であり、光ファイバーケーブルをビル内の配線に分配するための中心的なポイントでもあります。

MDFの種類

MDFには、基本的には以下の2種類があります。

鉄道式MDF

鉄道式MDFは、ビル内に光ファイバーケーブルを配線する際、配線用ルームから各部屋に向けて一本ずつ配線する方式です。鉄道式MDFを使用する場合、光ファイバーケーブルの配線が複雑になりやすく、配線の手間がかかるというデメリットがあります。

スター式MDF

スター式MDFは、ビル内に光ファイバーケーブルを配線する際、配線用ルームから複数の部屋に向けて、光ファイバーケーブルを1本引き込む方式です。スター式MDFを使用する場合、配線がシンプルになり、配線の手間がかからないというメリットがあります。

MDFの設置方法

MDFを設置する場所は、ビル内のどこでも構いません。ただし、光ファイバーケーブルを設置する前に、配線経路の確認や設備工事などが必要になる場合があります。

MDFの設置場所

MDFは、ビル内に設置することが一般的です。光ファイバーケーブルの入ってくる場所に設置することが多く、地下、廊下、配線用ルーム、管理室などに設置されます。ただし、MDFを設置する場所は、ビルの構造や規模によって異なる場合があります。

MDFの設置手順

MDFを設置する場合、まずは設置場所を確定し、配線のルートを決定します。その後、必要な機器や材料を用意し、MDFの設置作業を行います。具体的な手順は以下の通りです。

1.設置場所の確定

MDFを設置する場所を決定します。ビル内のどこに設置するかによって、配線のルートや設置方法が変わってきます。

2.配線のルートの決定

MDFを設置する前に、配線のルートを確定します。光ファイバーケーブルをどこからどこまで引き込むのか、どのような配線方法を採用するのかを決めます。

3.必要な機器や材料の用意

MDFを設置するにあたり、必要な機器や材料を用意します。具体的には、MDF本体、光ファイバーケーブル、コネクター、パッチパネル、電源ユニットなどが必要になります。

4.MDFの設置作業

必要な機器や材料を用意したら、MDFの設置作業を行います。MDF本体を設置し、光ファイバーケーブルを配線します。そして、コネクターやパッチパネル、電源ユニットなどを接続し、完成です。

まとめ

MDFは、光回線を利用する際に必要な装置であり、光ファイバーケーブルをビル内に引き込んで各部屋に配線するための基本的な装置です。MDFには、鉄道式MDFとスター式MDFがあり、設置場所はビル内のどこでも構いません。MDFを設置するにあたり、配線のルートの確定や必要な機器や材料の用意、そして設置作業が必要となります。