テレワークに最適なインターネット環境づくりのポイント

テレワーク ネット環境

新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入する企業が急激に増えています。

 

それに伴い、自宅でのインターネット利用の需要も拡大しています。

 

テレワークを行うためには快適なインターネット環境を整えることが必要不可欠です。

 

そこでこの記事では、テレワークに最適なインターネット環境を整える方法や、テレワークのインターネット環境における注意点を解説します。

 

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人:ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等 個人:携帯電話や光回線の営業等

テレワークに必要な通信速度の目安は?

 

テレワークで仕事をする際は、ネット環境を整えるだけでなく、業務に適した通信速度にも気を配る必要があります。

 

通信速度が遅いと業務に支障が出たり、業務中にストレスを感じたり、生産性が低下したりしてしまいます。

 

ここからは、通信速度の計測方法とテレワークに必要な通信速度の目安を解説します。

 

通信速度を計測しよう

 

インターネットの通信速度を計測する簡単な方法は、Google検索で「スピードテスト」と入力して検索することです。

 

上部に「インターネット速度テスト」と表示されるので、右下の「速度テストを実行」をクリックしましょう。

 

自動的に下り(ダウンロード)速度・上り(アップロード)速度が測定できます。

 

他にも、Fast.comやUSEN GATE 02というスピードテストサイトでも、簡単に通信速度を計測できます。

 

テレワークで快適な通信速度の目安

 

仕事などでストレスなく通信できる速度は下り10Mbps~30Mbpsと言われています。

 

動画などの大容量ファイルをダウンロードしない場合は、下り10Mbpsでも問題なくWi-Fi接続できるでしょう。

 

下り50Mbpsを超えると非常に高速になり、大容量のデータでもスムーズに通信できます。

 

なお、必要な通信速度は仕事での使用状況によっても異なります。

 

例えば、インターネットをページの閲覧のみに利用する場合や、容量の大きいファイルのやり取りなどはしないメールの送受信でしたら1Mbpsでも十分に対応できます。

 

しかし、ビデオ通話を使用する際に、画質を良くしたり複数人でビデオ通話を繋ぐ場合は、少なくとも10Mbps以上の速さが求められます。

 

他にも高画質な写真や動画など大きな容量のデータを扱う場合は、30Mbps以上の高速通信ができないとストレスを感じてしまうかもしれません。

 

Zoomミーティングで必要な通信速度の目安

 

Zoomミーティング中はリアルタイムで双方向通信をするので、下り速度だけでなく上り速度もパフォーマンスに影響します。

 

Zoom公式サイトに記載されている推奨通信速度は以下の通りです。

 

・1対1ビデオ(高品質):600kbps(上り / 下り)

・1対1ビデオ(720p HD):1.2Mbps(上り / 下り)

・1対1ビデオ(1080p HD):3.8Mbps / 3.0Mbps(上り / 下り)

・グループビデオ(高品質):1.0Mbps / 600kbps(上り / 下り)

・グループビデオ(720p HD):2.6Mbps / 1.8Mbps(上り / 下り)

・グループビデオ(1080p HD):3.8Mbps / 3.0Mbps(上り / 下り)

・ギャラリービュー:2.0Mbps(25 名)、4.0Mbps(49 名)

・画面共有(サムネイルなし): 50~75kbps

・画面共有(サムネイルあり): 50~150kbps

 

(引用:Zoomのシステム要件

 

テレワークに最適なネット環境

 

テレワークを導入する際、インターネットの環境が整っていないと業務に支障をきたすことがあります。

 

業務では、メールの送受信やweb会議など同時に使用するサービスを利用することがあるからです。

 

先方を交えた打ち合わせをする場合、大事な取引先に迷惑をかけてしまっては大変です。

 

光回線

 

光回線は、光ファイバーというケーブルの中に光信号を流して通信する手法です。

 

建物内にケーブルを引き込むため、基地局から離れていても物理的な距離の影響を受けずに高速で安定した通信が可能です。

 

光回線はデータの通信量に上限がないため、通信制限になる心配もありません。

 

自宅で長時間にわたってテレワークを行うなら、通信制限になっては困りますよね。

 

光回線を導入する際は、光ファイバーケーブルを通すための工事が必要になります。

 

一戸建ての場合は、電柱から自宅まで光ファイバーケーブルを引き込む工事を行います。

 

集合住宅の場合は、電柱から自宅まで配線が整備されていることがほとんどです。

 

ただし、1つの回線を住民で分け合って使用することになるので、回線が混み合って十分な通信速度が出ないこともあります。

 

その場合は、個別で回線を引き込む方法がありますが、建物の管理人への確認が必要です。

 

ケーブルテレビ回線

 

ケーブルテレビ回線は、自宅でケーブルテレビの契約をしている方が利用するケースが多いかと思います。

 

導入時には、光回線と同じような工事が必要となりますが、中にはケーブルテレビ回線を無料で提供しているマンションもあります。

 

ケーブルテレビ回線は、下りに対し上りの通信速度が遅いという特徴があります。

 

相互通信を必要とするテレワークでは慎重に検討した方がよいでしょう。

 

モバイル回線

 

モバイル回線は、持ち運びが可能なモバイルルーターやホームルーターを使用します。

 

モバイル回線は光回線のように工事の必要がなく、手軽にインターネットに接続することができます。

 

ただし、モバイル回線の多くは月々の通信量に制限を設けています。

 

一定の容量以上の通信を行うと通信制限がかかってしまうので、テレワークで使用する場合は注意が必要です。

 

ホームルーター

 

ホームルーターは、モバイル回線を利用したWi-Fiルーターで、自宅で出来るだけ早く、手軽にインターネットを使う方におすすめの機器です。

 

購入したら自宅に設置してコンセントにつなぐたけで簡単にインターネットに接続できます。

 

通信容量が無制限のサービスもあるので、大容量のデータを送受信する機会が多い方でも安心です。

 

ただし、4G回線を利用しているため、場所によっては通信速度が十分に出ないことがあります。

 

通信の速度においても、光回線をはじめとする固定回線には劣ります。

 

モバイルルーター

 

持ち運びができるコンパクトなサイズなので、出先でインターネットを利用する機会が多い方におすすめです。

 

モバイルルーターは毎月の料金が比較的安く、設定をするだけで場所を選ばずにインターネットに接続できるので、手軽に導入できるという魅力があります。

 

ただし、通信容量に制限が設けてあり一定のデータ量を超えると一時的に速度制限がかかるというデメリットがあります。

 

そのため、長時間のテレワークをする場合や家族数人で利用したい場合には向きません。

 

テレワークのインターネット回線選びでチェックするポイント

 

インターネット回線の種類によって使用感は大きく異なります。

 

テレワークでは、インターネット回線の選び方がかなり重要になります。

 

これから紹介するポイントをおさえられているかチェックしてみてください。

 

セキュリティ

 

テレワークのインターネット環境を導入する際は、セキュリティを意識しなければなりません。

 

セキュリティが脆弱であると、情報漏洩などのリスクが高まります。

 

近年Wi-Fiのセキュリティには、3つの方式が使われており、次のように強さが分けられています。

 

WEP<TKIP<WPA2(AES)

 

このように、テレワークで使用する場合は、WPA2(AES)の無線ルーターを推奨しています。

 

現在ほとんどのルーターは、WPA2(AES)が採用されていますが、中にはセキュリティが甘い規格を使っているものもあります。

 

機器を選ぶ際は、セキュリティ面に注意して選びましょう。

 

通信速度

 

通信速度の遅いインターネット回線を使っていると、web会議の時に遅延が起きて声が届かなかったり途切れたりといった問題が起こります。

 

作業を快適に行うためには、下り上りともにある程度の通信速度がほしいところです。

 

各回線サービスには最大速度として表記されていますが、お住まいのエリアや混雑状況によって速度は大きく変わります。

 

実際にどのくらいの速度が出るか気になる際は、近隣エリアの実際の速度情報を回線事業者サイトで確認してみるとよいでしょう。

 

回線の安定性

 

通信が不安定だと、web会議などリアルタイムなやり取りでタイムラグが起きてしまいます。

 

通信障害が起きると、大事な打ち合わせや商談が満足に進められないなど、仕事に深刻な影響が出てしまいます。

 

無線で電波を受信するモバイルWi-Fiと比べると、建物内にケーブルを引き込む光回線の方が安定性が優れています。

 

通信量の上限

 

モバイルWi-Fiやホームルーターには通信量の上限が設けられているため、上限を超えると速度制限になり快適にインターネットの利用ができません。

 

光回線は通信量の上限が設定されていないため、大容量のデータを送受信するテレワークには光回線がおすすめです。

 

契約期間

 

多くのインターネット回線には契約期間の縛りがあり、途中解約をすると違約金が発生する場合があります。

 

短期間のテレワークの間だけ、インターネットを使いたいと考えている方は、契約期間にも注目してください。

 

ほとんどのインターネット回線には契約期間が定められています。

 

一般的には光回線とモバイルWi-Fiともに、2〜3年の契約期間が設けられていることが多いです。

 

ただし、モバイルWi-Fiの中には一ヶ月からの短期契約プランも用意されているため、短期間の使用を希望している方は活用してみてください。

 

費用

 

インターネット回線を契約する際に発生するのは月額料金だけではありません。

 

以下のような費用が発生します。

 

・契約手数料

・工事費

・レンタル代

・解約違約金

 

契約時に工事費が無料になるキャンペーンやルーターをレンタルできるプランを選べば初期費用をおさえることが可能です。

 

テレワークのインターネット環境における問題点

 

テレワークは通勤時間の短縮や多様化する働き方に対応できるなど、さまざまなメリットがあります。

 

ただし、テレワークを導入するにあたって解決すべき問題点があることも忘れてはいけません。

 

社員間でネット環境に差がある

 

社員によっては通信環境が不安定で合ったり、通信設備が整っていなかったりなどと個人差があります。

 

そのため、その差をなくすためには会社側が社員のネットワーク環境を整える必要があります。

 

セキュリティリスクが高まる

 

テレワークでは社員のITリテラシーの向上も重要となります。

 

ネット環境における社員教育をしっかり行った上で、ハード面でのネット環境のセキュリティを高める必要があります。

 

ネット環境が悪い時は有線接続に切り替えを検討

 

現在光回線を利用している方の多くは、自宅に光回線を引き込んでWi-Fiを設置しWi-Fi接続しているかと思います。

 

Wi-Fi接続は端末を無線で接続機器と繋ぐ方法で、接続機器からある程度の距離があっても問題ないため利便性が高いと言えます。

 

ただし、Wi-Fi接続は接続機器であるルーターと端末の間に障害物があったり、電子レンジなどの電波を発する機器が近くにあったりすると、通信速度が低下してしまうことがあります。

 

光回線をWi-Fi接続で使っていて速度が遅いと感じる時は、有線接続に切り替えてみるとよいでしょう。

 

有線接続は、ONUやルーター、PCをLANケーブルでつなぐだけで簡単に設定ができます。

 

有線接続に切り替えて通信速度が劇的に改善するという場合は、自宅の無線環境に問題が起きている可能性が高いです。

 

その際は、PCやONU、ルーターの位置を変更すると改善することが多いです。

 

とはいえ、常に安定したネット環境でテレワークを行いたいのであれば有線接続での利用をおすすめします。

 

まとめ

 

長期的にテレワークを行う場合は、光回線を契約することをおすすめします。

 

短期間のみネット環境が必要なときや外でもインターネットを利用する方はモバイルWi-Fiが有効です。

 

テレワークを導入する際は、情報漏洩などのリスクを防ぐためにセキュリティを意識することも大切です。

 

快適にテレワークをするために、働き方に合ったインターネット回線を選びましょう。

 

インターネット回線を検討中の方や光回線選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご連絡ください。

 

光回線のプロがお客様に最適な光回線をご提案します。