マンション向けのおすすめ光回線!工事内容は?

光回線 マンション

この記事で分かること
マンションで光回線の工事は可能であるか
マンションのインターネット設備の種類
マンションの光回線の工事内容
マンションでおすすめの光回線
マンションの光回線契約~設置までの流れ
マンションで光回線を導入する際の注意点

 

 

マンションで光回線を利用したい場合、マンションに光回線が導入されているかどうかで対応が異なります。

 

光回線の導入状況に応じオススメの光回線を紹介します。

 

またマンションに光回線が導入できない場合は、工事不要で利用できるモバイル回線を検討してみてください。

 

本記事ではマンションでのオススメの光回線や、マンションで光回線を使う際の注意点も合わせて解説していきます。

 

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人:ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等 個人:携帯電話や光回線の営業等

マンションで光回線の工事は可能?

 

マンションなどの集合住宅であっても、戸建て住宅の場合と同じように光回線の工事をすることは可能です。

 

ただし、いくつか条件があり、個人が勝手に工事の依頼を決めることは基本的にできないため、まずは大家さんや管理会社様に許可をもらう必要があることを理解しておきましょう。

 

マンションのインターネット設備を確認

 

集合住宅であるマンションで光回線の契約を検討したい場合、まずはそのマンションのインターネット設備環境を確認しましょう。

 

マンションによっては、すでにインターネット環境が整備されている物件もあります。

 

 

▼ 注意ポイント

ただし「インターネット利用可能」と書かれていても、必ずしも光回線が利用できるとは限りません。

 

これからマンションで光回線を契約したいと思ってる方は光回線の申込検討をする前に、まずそのマンションのインターネット環境の状態を当社のような代理店かキャリアへ確認をする必要があります。

 

インターネット環境によってマンションの光回線の工事内容は異なる

 

光回線設備がマンションに導入されている場合

 

マンションに光回線の設備が導入されている場合、光回線のマンションタイプを使用できます。

 

申込後にNTT側で設備の確認を行い、工事不要と判定が出たら無派遣工事となります。

 

無派遣工事の場合は、機器が送られてきますので説明書通りに設置・設定を行えば使用できますが、工事が必要と判定されたら派遣工事となります。

 

派遣工事の場合は、工事担当者が工事を行いインターネットの設定を行えば使用できます。

 

基本的には申込前には、派遣工事か無派遣工事かはわからない内容です。

 

また、NTT回線や光コラボ以外のサービスを契約した場合、派遣工事のみとなります。

 

インターネット無料のマンション

 

中には「インターネット無料」と記載のあるマンションもあります。

 

インターネット無料の物件であれば、賃貸料金内にインターネット料金も含まれているので追加料金なしで利用可能です。

 

注意してほしいのが「インターネット対応」と記載されている場合は、インターネットが無料ではない可能性もあります。

 

お部屋を借りる際に、必ず不動産会社様へ確認をしましょう。

 

光回線が導入されていないマンションの場合

 

マンションに光回線が導入されていなかった場合は、以下の順番で確認していきましょう。

 

①光回線の選定を行う

 

どの回線を契約し使用したいかを選定します。

 

理由としては、どのような工事を行うのかは、申し込む会社によって変わってくるからです。

 

大きく分けて、NTT回線(光コラボ含む)、auひかり、電力系光(コミュファ光など)、NURO光、CATVによって分かれます。

 

ただし、申込のエリアや建物の構造によって申込自体が出来ないケースもありますので注意が必要です。

 

次に、光回線の工事をしてよいか大家さんや管理会社に問い合わせするとよいのですが、「どのような工事をするかわからないため図面を提出してください」といわれる場合があります。

 

図面の提出は、現地調査をおこなう必要があるため、図面自体を提出してくれる会社が決まってきます。

 

私の知る限りですと、NTT回線(光コラボ含む)、電力系光(コミュファ光など)、NURO光です。

 

希望されていない場合でも、光回線業者側で現地調査を入れないと工事が出来ないケースもあるため、柔軟に対応しましょう。

 

現地調査は申込してから通常3週間~1カ月程度は時間がかかります。混み合う時期になれば、さらに日程調整がのびます。

 

現地調査が終わり管理会社や大家さんへ図面を提出するのに、2週間程度の時間がかかります。

 

図面を提出した後に、管理会社や大家さんが確認を行い問題が無ければ、工事日の調整へと進みます。

 

また、図面の内容によっては工事不可となるケースも多々あります。

 

一番多い理由は、外壁に傷をつける(光ファイバーを入線するルートがないため穴をあける、光ファイバーを固定するために引留金具を取り付けるためのビス止め)作業がともなう内容です。

 

大家さんも大事な物件に傷をつけられたくない気持ちもわかりますので、やはり求められたら調査を行ってもらうべきでしょう。

 

すべてがクリアになると、工事日の日程調整をおこない当日は工事に立ち会います。

 

このあたり、別の記事で詳しく書いていますので、時間があるときにご覧ください。

 

光コンセントとは|設置場所(引き込み)は?探し方とない場合の対処

 

②光回線が導入できない場合は他の手段を考えましょう

 

光回線の開通工事ができないなど光回線が使えない場合は、光回線以外のインターネット回線を検討しましょう。

 

工事不要で使えるおすすめのインターネット回線は以下の2つです。

 

ホームルーター

・モバイルルーター

 

両者とも工事不要なので気軽に利用できますが、インターネットの利用用途に合わないと契約をしても繋がりにくいや遅いなどでストレスを抱えることになります。

 

マンションでおすすめの光回線

 

光回線はスマホとのセット割もあるため自身が利用しているスマホと合わせて選ぶことも重要ですが、場合によってはたいしてメリットにならない場合もあります。

 

ドコモ光

 

ドコモ光は、NTTグループ(日本電信電話株式会社)の子会社でNTT回線を使用した光コラボ商品です。

 

最大速度10G(戸建てのみ)、IPv6(無料)に対応しており、さらに申込先のプロバイダによっては高性能なWi-Fiルーターを無料レンタルできるため、他の光回線よりも速度が出やすい環境でインターネットが使用できる可能性もあります。

 

ドコモ光はプロバイダを24社(2022年2月時点)から選べますが、大手プロバイダであればどれを選んでいただいても不満なくご利用いただけると思います。

 

スマーフォンの契約プランでドコモのギガプランを契約しているご家族全員のスマホ1回線ごとの月額料金から、550円(税抜500円)~1,100円(税抜1,000円)の割引が受けられます。

 

回線利用料はマンションタイプで4,000円(税込4,400円)から、戸建てタイプで5,200円(税込5,720円)から利用できるため、携帯1台の場合で割引額を差し引くと、マンションタイプで3,500円(税込3,850)~3,000円(税込3,300円)。

 

戸建てタイプで4,700円(税込5,170円)~4,200円(税込4,620円)でと、かなりお得に利用できます。

 

また、ドコモ携帯を複数契約している場合、割引額も×台数分が携帯から割り引かれます。

 

ただし、割引に関しては条件があり、ファミリー割引グループ内に限り主回線から三親等以内で最大20回線までとなっています。

 

ドコモの新プランahamoは割引の対象外ですのでセット割が利用できません。

 

ドコモ光の基本情報

測定件数 584362件
平均Ping値 22.57ms
平均ダウンロード速度 268.38Mbps
平均アップロード速度 205.25Mbps
IPv6の対応 IPv6に無料対応(ISPに準ずる)
提供エリア 日本全国
集合住宅 4,400円~4,620円(2年更新)
戸建て 5,720円~7,700円(2年更新)
※2022年2月現在

 

ソフトバンク光

 

NTT回線を使用した光コラボ商品で、ソフトバンクが運営しています。

 

特徴として、新規加入や乗り換え時のキャンペーンが他社に比べ手厚く特典が多めに受けられます。

 

また最大速度は10G(戸建てのみ)を提供していますが、IPv6のサービスを利用する場合は、BBユニットを有料でレンタルする必要があります。

 

このあたりは料金面でデメリットです。

 

経験則ですが、工事の調整が一番早いと感じます。

 

また、工事開通まで無料でモバイルルーターかホームルーターをレンタルしてもらえます。

 

また、Softbankのスマホを使用している場合、プランによっては月額550円~1,100円ほど安くなるので、ソフトバンクユーザーには料金面でもオススメです。

 

ただし、固定電話や指定オプションに関しては、最低でも500円(税込550円)が掛かりますので、携帯電話のプランによっては、500円(税込550円)支払って500円(税込550円)割引され、プラスマイナス0でお得にならない場合もあります。

 

また、新料金プランのLINEMOに関しては割引対象外です。

 

ソフトバンク光の基本情報

測定件数 340123件
平均Ping値 17.17ms
平均ダウンロード速度 312.59Mbps
平均アップロード速度 208.43Mbps
IPv6の対応 IPv6に対応

(BBユニットの有料レンタル必須)

提供エリア 日本全国
集合住宅 4,180円(2年更新)
戸建て 5,720円~7,480円(2年更新)
※2022年2月現在

NURO光

 

NURO光は最大速度2Gでネットを使用できるのが1番のポイントです。

 

NTTのダークファイバーを利用しています。

 

今はまだ契約者が少ないのと、国際標準規格のGPONでONU(光終端装置)との通信を行っており通信速度が出やすいのも特徴です。

 

NURO光はマンション設備が導入されていない場合、料金プランも高く提供エリアは限られています。

 

Softbankのスマホを使用している場合、プランによっては月額550円~1,100円ほど安くなるので、ソフトバンクユーザーには料金面でもオススメです。

 

ただし、固定電話を申し込み利用料を支払うと割引が受けられるため、スマホ1台の場合はあまりメリットが無いケースもあります。

 

インターネットの設備が未導入物件やオンラインゲームをがっつりプレイしている方にはオススメです。

 

NURO光の基本情報

測定件数 215074件
平均Ping値 12.78ms
平均ダウンロード速度 502.55Mbps
平均アップロード速度 439.07Mbps
IPv6の対応 IPv6に対応
提供エリア ・北海道
・関東(東京,神奈川,埼玉,千葉,茨城,栃木,群馬)
・東海(愛知,静岡,岐阜,三重)
・関西(大阪,兵庫,京都,滋賀,奈良)
・九州(福岡,佐賀)
集合住宅 2,090円~2,750円(3年経過後は2年更新)

2,530円~3,190円(2年更新)

戸建て 5,200円(3年更新)

5,700円(2年更新)

※2022年2月現在

auひかり

 

NTTのダークファイバーとKDDIの回線網を利用している光回線です。

 

NTTに次いで歴史があり、独自の光回線網を保有しています。

 

最大速度は10G(戸建てのみ)で、IPv6も申し込むプロバイダによっては無料で使用できます。

 

auのスマホを使用している場合、プランによっては月額550円~1,100円ほど安くなるので、auユーザーには料金面でもオススメです。

 

ただし、固定電話を申し込み利用料を支払うと割引が受けられるため、スマホ1台の場合はあまりメリットが無いケースもあります。

 

また、エリアは全国ですが、私の住んでいる東海地区では集合住宅でのみ提供しており、戸建てに関しては未提供となっております。

 

かわりにKDDI株式会社が子会社化した、コミュファ光がオトクにご利用いただけます。

 

また、新料金プランのpovoに関しては割引対象外です。

 

auひかりの基本情報

測定件数 128196件
平均Ping値 20.4ms
平均ダウンロード速度 428.66Mbps
平均アップロード速度 363.37Mbps
IPv6の対応 ISPによりIPv6に対応
提供エリア 日本全国
集合住宅 3,740円~5,720円(2年更新)
戸建て 5,390円~8,338円(2年更新)
※2022年2月現在
その他にもオススメの回線はございますので、お気軽にご相談ください。

マンションの光回線契約~設置までの流れ

 

工事日調整

 

当社のような代理店や契約をしたい会社へ、申し込みをします。

 

受け付けが完了すると、後日連絡があるのでそこで工事日を決めます。

 

工事、設置作業

 

配線工事にて部屋に光コンセントやONUやHGWなどが設置されます。

 

後は、Wi-Fiルーターなどの必要な機器の設置・設定を行いインターネットに接続されます。

 

マンションで光回線が使えない場合の対処法

 

マンションで開通工事ができないなどの理由で光回線が使えない場合は、モバイル回線を検討しましょう。

 

モバイル回線にはホームルーターとモバイルルーターがありますが、比較的障害物に強く室内で電波が届きやすいホームルーターがオススメです。

 

ホームルーターは電源コンセントに差すだけで利用でき、光回線のように開通工事は必要ありません。

 

工事費はかからない代わりに、ドコモのホームルーターなどの契約先によっては端末代金が発生します。

 

外出先でもインターネットを利用する機会が多い方は、持ち運びできる「モバイルルーター」がオススメです。

 

モバイルルーターは自宅に限らずどこでも利用できるため、場所を限らず出先でも使いたい人に向いています。

 

もちろん工事不要で、申し込んで機器が届いたらすぐに利用開始できる点もポイントです。

 

マンションで光回線を導入する際の注意点

 

マンションで光回線を利用する場合には知っておくべき注意点があります。

 

知らないと損をしてしまったり、後悔する可能性もあるためチェックしておきましょう。

 

▼ チェックポイント
  • マンションでどの光回線が使えるか事前に確認する
  • 転居予定がある場合は必ずしも光回線はオススメできない

マンションでどの光回線が使えるか事前に確認する

 

マンションではどの光回線を使えるか限られています。

 

事前に確認しておかないと、引っ越し先のマンションで使いたい光回線が使えなかったということになりかねません。

 

転居予定がある場合は必ずしも光回線はオススメできない

 

光回線を利用したいと思っても、もし近いうちに転居予定がある場合は光回線の契約をオススメできない場合もあります。

 

ほとんどの光回線は契約期間が2〜3年と定められており、期間内に転居の可能性があるなら解約時に違約金を支払う必要があるからです。

 

さらに基本的に開通工事費は分割支払いにすることが多く、支払いが終わっていないうちに解約してしまうと、工事費が一括請求されてしまいます。

 

ただし、転居先でも利用している光回線が使用できる場合もありますので、移転手続きを行えば違約金などもかからず継続することが出来ます。

 

移転費用については、契約のサービスやプランによってかからない場合もあります。

 

マンションで光回線の工事ができないケース

 

マンションで光回線を利用したいと思っても、何らかの理由で工事ができないことがあります。

 

マンションで光回線の工事ができないケースをまとめてみましたので、お住まいのマンションに該当しないかどうか確認してみてください。

 

管理会社や大家さんから許可がおりない

 

マンションや集合住宅で光回線が工事できない理由として多いのが、部屋に光ファイバーケーブルを通す工事について、大家さんから許可がおりないというケースです。

 

壁に穴が空くことを懸念して拒否されてしまうことがあります。

 

集合装置のポートに空きがない

 

マンションなどの集合住宅にはMDFという建物に引き込んだ光ファイバーケーブルを分配する集合装置が設置されています。

 

この集合装置のポートに空きがないと、光ファイバーケーブルを差し込めないため利用できません。

 

別の回線が導入済み

 

マンションによっては、入居者が利用できる回線が限定されている場合があります。

 

この場合、自分だけ別の光回線を利用するために、工事をするのは難しいでしょう。

 

配線が詰まっている・破損している

 

配管が詰まっていたり、破損していたりすると、回線工事ができません。

 

光ファイバーケーブルを部屋まで引き込む際に、ケーブルを配管に通す必要がありますが、配管が破損していると、部屋までケーブルを通すことができないので作業中止になってしまうことがあります。

 

マンションの光回線が遅い場合の原因と対処法

 

光回線を契約してから回線速度の遅いことに気になる場合、以下の原因が考えられます。

 

マンションの世帯数が多い

 

マンション設備を導入している場合では、建物に引き込んだ光ファイバーケーブルを各戸で共有して使用しています。

 

そのため、世帯数の多いマンションで多くの人が一斉に光回線を使用すると、回線が混雑し速度は落ちてしまう可能性があります。

 

光回線方式ではこうした問題はあまり起こりませんが、VDSL方式やLAN配線方式はこの問題が起きやすいです。

 

ただし、IPv6などで設定を行えば、ある程度速度も改善される可能性もあります。

 

プロバイダ・ルーターの性能不足

 

プロバイダやルーターによっても速度は変化します。

 

同じプロバイダでもエリアによって速度の違いが出ることもあるので、評判を調べてから乗り換えることをオススメします。

 

ルーターのスペックを満たしているかも確認しましょう。

 

よくあるのが長年使用した時の経年劣化による速度低下です。

 

ルーターの交換時期は、3年から5年程度の交換を経験上でオススメしています。

 

壊れるときは、本当に急に使えなくなるため、調子が悪いと感じたら早めに交換しましょう。

 

ONUなどのモデムの不具合

 

ONUやHGWは業者から貸与される機器です。

 

ルーターと同じく長時間使っていると経年劣化や熱などによって不具合が起きる可能性もあるため、電源を切ってからリセットする方法を試してみましょう。

 

それでもつながらない場合は、すぐに契約をした会社へ電話を行い交換の依頼をしましょう。

 

まとめ

 

マンションで光回線を使用したい場合は、まずはマンションの光回線設備の導入状況を確認しましょう。

 

光回線が導入されていない場合は、契約先の選定や管理会社様、大家様への確認連絡など盛りだくさんです。

 

場合によっては、よくわからない内容のことをいわれたりします。

 

光回線が導入できない場合は、他の手段でインターネットの利用することも検討しましょう。

 

ただし、インターネットの利用用途によっては、光回線以外の契約では遅いや繋がらないなどでストレスを抱えることになります。

 

インターネット回線を検討中の方や光回線選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご連絡ください。

 

過去には当社で申込をしなければ、工事が出来なかった場所も多数ございました。

 

管理会社様や大家様への交渉や確認作業も、お客さまにかわって対応し工事開通まで丁寧にフォローしております。