インターネットが普及した昨今では、Wi-Fi利用可能かどうかで飲食店を選ぶ人も増えています。

 

また、飲食店を営業する上で、電話回線があることも大切ですよね。

 

今回は、飲食店におけるインターネット回線と電話回線の必要性と選び方を解説します。

 

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人：ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等　個人：携帯電話や光回線の営業等

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飲食店にインターネット回線を導入するメリット

 

飲食店にインターネット回線を導入するメリットを紹介します。

 

業務効率化

 

売上管理や在庫管理、予約、勤怠、給料計算などを、手書きや手計算で行うのはかなりの労力と時間を要します。

 

こういった作業を、パソコンやPOSシステムを利用することで時間短縮でき、業務効率の向上につながります。

 

集客効果

 

ホームページの作成やSNSアカウントの開設で、集客アップの効果が期待できます。

 

インターネット上でお店の情報を拡散してもらえれば、コストをかけずに宣伝を行えます。

 

お客様が自由に利用できるWi-Fiを開放するのも効果的です。

 

Wi-Fiが利用できるだけで入店してもらいやすくなり、観光客の来店率も高まるでしょう。

 

売上向上

 

Wi-Fiがある店とない店とでは、お客様の滞在時間に差が出ます。

 

Wi-Fiがあるとスマホなどを使って調べものをしたり動画を見たりと、自然とお客様の滞在時間が長くなります。

 

その分注文数が増えれば客単価が上がり、売上アップにつながるでしょう。

 

飲食店に電話回線を導入するメリット

 

続いて、飲食店に電話回線を導入するメリットを紹介します。

 

幅広い層からの予約や問い合わせに対応可能

 

飲食店の予約ではネット予約の割合が増えていますが、電話予約の需要もまだまだあります。

 

もしネット予約しか受け付けていない場合、インターネットを利用していない層の来店機会を逃す可能性があります。

 

電話回線を導入して電話予約にも対応することで、お客様からの問い合わせや、より幅広い層のお客様の来店につながるでしょう。

 

また、業者や取引先とのやり取りにも役立ちます。

 

FAXが利用可能

 

仕入れ業者によってはFAXでのみ注文を受け付けているところもあります。

 

FAXを導入することで、仕入れ業者の選択肢を広げられます。

 

オフィス街の近くにある店舗なら、近隣の企業にFAXDMを送ることも可能です。

 

信用を得られる

 

固定電話の番号があることで、その場所に存在していることの証明にもなります。

 

お客様が安心して予約をすることができることはもちろん、業者や取引先からも信用してもらいやすくなるでしょう。

 

インターネット回線と電話回線は同時契約がベスト

 

インターネット回線と電話回線を導入するなら、同時に申し込むのがおすすめです。

 

光回線であれば、オプションとしてひかり電話を申し込めるため、一度の契約で済ませることができます。

 

インターネットと電話をそれぞれ別の会社で申し込むことも可能ですが、契約する手間や工事が二倍になるうえに、料金が高い場合がほとんどです。

 

よほどのこだわりがないのであれば、インターネット回線と電話回線は同じサービスで契約するのがおすすめです。

 

契約は法人名義？個人名義？

 

光回線を契約する際は、法人名義にするか、個人名義にするかを選択できます。

 

結論からお伝えしますと、法人名義で契約した方がメリットが多いです。

 

その理由は、税申告の際に必要な領収書が発行してもらえるかどうか、法人向けのサービスが受けられるかの違いです。

 

法人向けのサービスが受けられることは、トラブル時に役立つだけでなく、セキュリティ面を含めてお店を任せられる安心感があります。

 

法人向けの光回線と個人契約の違いはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

法人向け光回線の選び方｜個人契約との違いは？

 

インターネット回線・電話回線の選び方

 

飲食店にインターネットを導入することで、売上向上や業務効率化、集客といったメリットが期待できます。

 

このように飲食店に大きな効果をもたらす期待ができるインターネットですが、せっかく導入しても速度が遅かったり安定していなければ使いこなすことができません。

 

飲食店のインターネット選びのポイントは次の3つです。

 

 

 

 

それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。

 

安定した高速通信

 

飲食店でお客様が自由に使えるフリーWi-Fiを提供するなら、安定して高速通信ができるのは大前提になります。

 

お客様が無料で快適にインターネット接続できるかどうかは、店舗滞在時間に関わる大事なポイントです。

 

 

飲食店に必要な回線速度は？

 

お客様一人あたりに必要な速度の目安としては、最低5Mbpsあるといいでしょう。

 

例えば、同時に10人のお客様がWi-Fi接続する場合、5Mbps×10人＝50Mbpsは確保したいところです。

 

通信制限がない

 

お客様が自由に使えるWi-Fiを提供するなら、容量上限および通信制限がないプランに申し込みましょう。

 

店舗で契約するインターネットプランに上限があると、月末までにデータが足りなくなる可能性があります。

 

データ通信量を超えると通信制限がかかってしまいます。

 

お客様が店舗でネットを使っていて急に速度が遅くなると不便に感じ、店舗への満足度も下がってしまいます。

 

このような事態を避けるためにも、インターネットプランは容量上限および通信制限がない光回線にするのがおすすめです。

 

固定電話が使える

 

先述の通り、飲食店に固定電話があることで来店予約や取引先とのやり取りなどにメリットがあります。

 

ひかり電話なら安価で固定電話を導入できます。

 

飲食店におすすめの光回線

 

インターネットと電話の両方を利用できる光回線のサービスを4つご紹介します。

 

・フレッツ光

・SoftBank光

・auひかり

・NURO光

 

それぞれのサービスの特徴を見ていきましょう。

 

フレッツ光

 

フレッツ光は、NTT東日本・NTT西日本合わせて全国エリアカバー率90％以上を誇ります。

 

全国のほとんどの地域で申し込むことができる光回線です。

 

フレッツ光が利用できるエリアでは、当然光コラボも利用できます。

 

フレッツ光を利用したひかり電話なら、比較的安く設置できて維持費や通話料も安いです。

 

また、ひかり電話のオプションも豊富で、ナンバーディスプレイやキャッチホン、ボイスワープなどの店舗のニーズを把握したオプションサービスが充実しています。

 

SoftBank光

 

SoftBank光は、光コラボの一つです。

 

フレッツ光とプロバイダが一本化したサービスのため、インターネットや電話の利用環境はフレッツ光とほぼ変わりません。

 

もちろんひかり電話を利用することも可能です。

 

個人名義での申し込みの場合、SoftBankやY!mobileのスマホを持っていればセット割が適用されスマホ料金が割引されます。

 

auひかり

 

auひかりはKDDIが提供している光回線サービスです。

 

auひかり電話というサービスが利用可能です。

 

フレッツ光同様に、発信番号表示や割込通話、着信転送、番号通知設定など、オプションが充実しています。

 

auのスマホを持っている場合、auひかりの申し込み名義やスマホの契約プランによっては、セット割引が適用になる可能性があります。

 

NURO光

 

NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線サービスです。

 

下り最大速度2Gbpsの安定した高速通信が特徴です。

 

NURO光の光電話サービス「NURO光でんわ」は、ソフトバンクの光通信網を利用したIP電話です。

 

そのため、ソフトバンクスマホやBBフォン間との通話は24時間無料で利用できます。

 

またソフトバンクのスマホとセット割で、スマホ料金に割引が適用されます。

 

まとめ

 

インターネット回線と電話回線は、飲食店を営業する上でなくてはならない存在となっています。

 

通信速度や料金などをポイントに納得のいくものを選んでください。

 

インターネット回線を検討中の方や光回線選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご連絡ください。

 

光回線のプロがお客様に最適な光回線をご提案します。