メッシュWi-Fiって何?中継機との違いは?

メッシュWi-Fi

この記事で分かること
メッシュWi-Fiとは?
メッシュWi-Fiの仕組み
メッシュWi-Fiの特徴
メッシュWi-Fiと中継機の違い
メッシュWi-Fiのメリット
メッシュWi-Fiがおすすめな人

 

家の中のどこでも途切れない接続ができる網目のように通信経路が構成されたメッシュWi-Fi。

 

近年はテレワークやオンライン授業が普及し、Wi-Fiを共有する機会が増え、各部屋で安定したWi-Fi環境が求められます。

 

そこでメッシュWi-Fiに注目が集まっていますが、さまざまなメーカーから販売されておりどれを選んでよいか迷いますよね。

 

この記事ではメッシュWi-Fiの仕組みや選び方のポイントも解説しますので、購入の際の参考にしてみてください。

 

この記事を書いた人

山本 薫

通信業界歴、約20年。豊富な知識と経験を生かし、その人に合わせたベストなインターネットライフの提案から構築までを得意としています。 回線選びは失敗続きだった自身の過去を「お客さまには同じ経験をさせたくない」との思いから、光回線のコンサルティング業に従事。 法人:ビジネスフォンやOA機器、ネットワーク等 個人:携帯電話や光回線の営業等

メッシュWi-Fiとは?

 

メッシュWi-Fiとは、網目(メッシュ)のようにネットワーク機器がつながり合う通信形態です。

 

メッシュWi-Fi対応の複数のルーターを設置することで、広範囲にWi-Fiを広げられます。

 

場所によってWi-Fiが繋がりにくかったり通信速度が遅くなるといった問題を解消でき、家中どこにいても快適なWi-Fi環境を構築しやすいのが特徴です。

 

家が広かったりWi-Fiを利用する人数が多かったりすると、Wi-Fiルーター1台では全ての部屋にWi-Fiが届かない場合がありますが、メッシュWi-Fiなら複数の部屋でさまざまな機器をWi-Fiに接続したい場合に効果的です。

 

メッシュWi-Fiの仕組み

 

メッシュWi-Fiを構築するWi-Fiネットワーク機器(Wi-Fiルーター、アクセスポイント、Wi-Fi中継機)のうち、1台のユニットがモデムに接続すると、そのユニットがメインハブとなり、他のユニットはメインハブの信号を捕まえて再配信します。

 

1台目をモデムに接続し、残りを家のさまざまな場所に配置すれば強力なWi-Fiネットワークを構築できます。

 

複数台設置しても飛んでくるWi-FiのSSIDは1つなので、接続し直す必要もありません。

 

3台以上で構成している場合は、相互に通信してデバイスの最速帯域を判別し、どれか1つに障害が発生した場合でも通信経路が適切に維持されるように最適化を行います。

 

メッシュWi-Fiの特徴

 

メッシュWi-Fiの特徴を説明します。

 

SSIDとパスワードは1つだけ

 

Wi-FiのSSIDとパスワードは1つだけなので、1台接続すれば他のアクセスポイントと接続し直す必要はありません。

 

シームレスローミング

 

シームレスローミングにより、家のどこにいてもネットワークに接続した状態を維持できます。

 

最適な帯域を自動的に選択

 

最適な構成と帯域を自動的に選択するため、常に最速の通信経路を維持します。

 

自己修復

 

メッシュWi-Fiユニットの1つに障害が発生した場合でも、自動的に経路を変更してオンライン状態を維持します。

 

メッシュWi-Fiと中継機の違い

 

メッシュWi-Fiと中継機は同じ機能を持っているように思うかもしれませんが、大きな違いがいくつかあります。

 

メッシュWi-Fiは本来Wi-Fiルーター1台にかかる負荷を複数のルーターに分散できるため、通信速度が落ちにくいというメリットがあります。

 

各メッシュユニットは基本的に独自のルーターとして機能しますが、中継機はWi-Fiルーターの電波を中継しているだけなので、Wi-Fiルーターにかかる負荷を分散することはできません。

 

そのため、中継機はメッシュWi-Fiと比べて使用環境や同時接続台数の影響を受けやすいという特徴があります。

 

メッシュWi-Fiならルーターから離れた場所で高画質動画の視聴やオンラインゲームなど大容量のデータ受信を行う場合でも通信速度を落としにくいです。

 

▼ 注意ポイント
しかし、インターネットを使う範囲が広くなく、ネットサーフィンやテレワークに支障の出ない程度で使うのであれば、導入コストを抑えられる中継機で十分と言えるでしょう。

 

メッシュWi-Fiのメリット

 

メッシュWi-Fiのメリットを見ていきましょう。

 

安定した接続

 

家のどこにいても強力で安定した接続が可能です。

 

部屋を移動しても接続が維持される

 

他の階や部屋に移動してもWi-Fiを接続し直す必要はなく、家中どこにいてもネットワークに接続した状態が維持されます。

 

設定が簡単

 

現在販売されているメッシュルーターは、手軽に設定・管理ができるようになっています。

 

スマートホームを管理できる

 

一部のメッシュルーターには、Wi-Fiルーターとしての機能だけでなくスマートハブとしての機能も備わっています。

 

アプリを通じてスマートデバイスを管理することが可能です。

 

メッシュWi-Fiはこんな人におすすめ

 

▼ チェックポイント
メッシュWi-Fiは、Wi-Fiルーター1台では電波が届かない、広い範囲でWi-Fiを使いたい方におすすめ

 

メッシュWi-Fiなら、電波の届きにくい場所を迂回して網目のようにつながり合い、家中のどこにいてもWi-Fiが繋がるようにカバーします。

 

建物の構造上電波が繋がりにくい場所でも、メッシュWi-Fiは環境に合わせて経路を自動で変更するので構造物も回避しやすくなっています。

 

単一のネットワーク上で動作するため、階を移動する際にネットワークを切り替える手間もかかりません。

 

まとめ

 

メッシュWi-Fiは広範囲にWi-Fiを広げ、家中どこにいても快適なWi-Fi環境を構築してくれます。

 

同居している家族が各部屋でWi-Fiを使いたいといった時に、繋がりにくかったり通信速度が遅くなるといった問題を解消できます。

 

Wi-Fiルーター1台では電波が届かない広い範囲でWi-Fiを使いたい方は、ぜひメッシュWi-Fiを検討してみてください。

 

もし、Wi-Fiルーターが近くにあるのにインターネットの通信速度が遅いなどのお悩みがある方は、インターネット回線を見直すタイミングかもしれません。

 

こちらの記事で、見直すべきポイントを解説していますので参考にご覧ください。

光回線の契約を見直すポイント|今より快適なネット環境に!

 

インターネット回線を検討中の方や光回線選びでお悩みの方は、当社までお気軽にご連絡お待ちしております。

 

光回線のプロがお客様に最適な光回線をご提案します。